ねぇ…ーありがとぅ。


 学校を出ると

「車で行くの?」

「そぉたよぉ~翔の運転手だよぉ
 れんれん早くのろっ♪」

 へー翔も金持ちか。
 てかリムジンすごい

 うちは組だからセダンが
 多いかな。

 「広いね」

「そう?普通だよ。」

 どこがだよ。

 リムジンに乗り込んで
 運転手さんに話しかけてみる

「こんにちは
 お世話になります。あたし
 五十嵐 恋です。」

「女の方めずらしいですね。
 こんにちは。わたくしは
 坂本と申します。
 よろしくお願いいたします。」

 坂本さんはとっても優しそう
 だ。笑顔が優しい。
 笑う姿が頭と被る。

「ふふっ」

 頭の笑顔を思い出すと自然と
 笑ってしまう。

「どうなされました?」

「あ、いえ、坂本さんと
 似ている人がいて、思い出し
 ていました。」

「そうですか。
 坊ちゃま、可愛らしいお嬢
 さんですね。」

 可愛らしいって…

「でしょ?
 みんな気に入ってる。
 あ、そろそろつくよ。」

 気に入られてるのか。
 深入りされないようにしなきゃ。

「な~恋、さっき言ってた坂本
 ににてる人って誰?」

 あ、斎いたんだ。

「んーだれだろうね。」

 言えるわけない。