ねぇ…ーありがとぅ。


ーー雪豹視点ーー

「ねぇねぇ~やばいね、れんれん
 予想以上だったしぃ~
 僕、絶対れんれんを姫にしたい」


 蘭は例外だが、屋上にいる3人
 は、恋にさらに興味をもった。

「姫嫌がるとかびっくりだよ。
 何考えてるか分かんないよね
 だから面白いし飽きない。」


「ねぇねぇ~彼方~?れんれん
 を姫にしちゃダメ?」


 そう。蘭が嫌がるのはわかって
 いるが、どうしても居てほしい
 のだ。

 しかも、雪豹は女禁だ。
 入っていいのは認められた人
 だけ。

 今まで雪豹に女を入れるのは
 前代未聞だ。

 姫ができれば弱みとなる。
 当然狙われる。トップだから…


 しかし、彼方は


「あぁ。そのつもりだ。」

 そして、ふっと笑った。

 さっきもだったが、空と翔
 斎が目を見開く。

 彼方はめったに表情を変えない
 ましてや笑うなんてありえない
 常に無表情なのだ。

 それが恋に会った今日1日だけ
 で二度も笑った。
 軽く口角をあげるぐらいだが
 今までにはなかったことだ。


 そして分かったことがもう一つ

 この3人はたった1日で彼女に
 惚れたのだ。


 これから、雪豹は何か変わって
 いくだろう。