ねぇ…ーありがとぅ。


「ブッ、ギャハハ、ほんとれんれん
 面白すぎぃ~」

「恋って変わった奴なんだな。」

 何その哀れんだ目、見んなよ。

「ホントだよ。」

 何、爽やか兄さんまで。
 あたし変なこと言ってない。

「ホント気に入ったよ。恋ちゃん
 みんな女の子達は俺らと仲良く
 したくてすごいのに。」

「媚びってもこないしね。」

 媚びる?何のために?
 てか…有名人なわけ?

「何。媚びって欲しかったの?」

 そう言うとまた笑われた。
 ホントよく笑う奴ら。

「違うよぉ~ただねぇ~れんれん
 が珍しんだよ~♪」

 へぇーーだから何だよ。


 てかさ、てかさ、まぢやめて。
 また漆黒の人が見てる。ダルい


 視線を移してみる。

「……何?」

 そう、冷めた声で言うと

「藤堂 彼方だ。彼方でいい。」

 そう言った。

 へーー

「…いいね、彼方って名前。
 似合ってる。」

 そう無表情で言うと、彼方は
 軽く目を見開く。

 そして、

「ふっ。気に入った。」

 色気のある顔で軽く笑い
 そういった。

 あたしじゃなければ女の子は
 鼻血でも出して倒れてるはず。
 それくらいキレイだった。

 ただあたしが興味がないだけ。