ねぇ…ーありがとぅ。


「ありがとう。また帰りは連絡する」


 そう言ってリムジンから降りる。

「かしこまりました。
 いってらっしゃい。」


 歩いていると…


「「「きゃ~-~~-ッッ」」」

 突然騒ぎ出す生徒達。

 女は皆、悲鳴をあげ頬を染める。
 男は尊敬の眼差しでみている。


「雪豹の皆さんだぁ~」
「やばぁ~い!みんなカッコイイ」
「彼方様~一度抱かれたぁーい」
「あたしは翔様がいいわぁ//」
「空様も可愛い~抱きしめたい」


 さまざまな声が飛びかう中
 相当機嫌の悪い彼方が女どもを
 見下ろし殺気を出して歩く。

 囲まれていたが自然と道ができ
 歩きやすくなった。

「ほんと、うざいんだけど、
 ブス共が。面見せんぢゃねぇ。」

 普段は可愛い空は女の前だと
 かなりの毒舌になる。

「確かに俺も気分悪い。
 どかしてくれて、ありがと彼方」

「………」

 彼方はチラッと翔を見、歩きだす

 後ろをみると斎が女たちに捕まって
 いた。いつものことだ。

 女たちは斎以外かまってくれない
 ことが分かっているから、可能性
 のある斎に言い寄るのだ。


 そんな斎を背に3人は1年3組を
 目指して歩く。


 そして、女たちをどかしながら
 ようやく教室にたどり着いた。