ねぇ…ーありがとぅ。



 「シャワー浴びよ」



 シャワーを浴びる。
      …気持ちいい。


 汗が流れてく。


 汗みたいに過去も洗い流して
 しまいたい。


 
 そんなことを考えながらタオルを
 巻いてお風呂を出る。


 ふと、横を見る。


   ……ーーッッッ


 嫌でも目に入る鏡。
   そこに写る自分が醜い

 
 背中に描かれた刺青……白い虎。

 それを引き裂くような長い傷。

 思い出す……アイツ…苦しい。

 
 乱れた心を落ちつかせようと
 ゆっくり目を閉じる。




 「…ふぅ。準備しなきゃ。」