ねぇ…ーありがとぅ。


 そう。翔は全国トップのハッカー。
 名前はもちろん性格や住んでる所
 家族構成など一般人なら出る。

 しかし、恋の場合は外見のことだけ
 しかも、顔写真すら出てこないのだ。

「ねぇねぇ~今から学校行ってみなぃ?
 僕見て見たい~」

「だよね、俺も興味あるし、なんだか
 怪しい。行って探してみよっか。」

 すると、今まで寝ていた蘭が

「女なんてきめぇだけだ。見るだけ
 損だ、損。やめとけ。俺らが行った
 とこで媚びるか調子のるだけだ。」


 普段無口な蘭がこんなに話すのは
 かなり珍しい。
 それほど女嫌いなのだ。
 視界にも入れたくないらしい。


「ん~じゃあ、蘭はここにいな。
 俺たちだけで探してみるからさ。
 彼方はどうする?行く?」

 
 彼方が無言で立ち上がり歩きだした

 行くという合図なのだ。

「よ~し!早くいこぉ~僕すんごい
 楽しみになってきた~」

「俺もだよ、下行こっか」



 下につくと下っ端達が一斉に立ち
 あいさつをしてくる。

「「「「いってらっしゃい」」」」


「いってきまぁ~す」


 軽く返事を返す空。
 後は無言である。


 外へでると1台のリムジンがある。

 「悪いね、坂元。急に」


 「坊ちゃんのためなら」

 そういってニコッと笑う白髪混じり
 の坂元。翔の専属運転手である。

 翔も全国トップの財閥時期社長
 なのである。