「すいません、遅れて!!
 入部希望です!!」


息を切らしながら、松井君が入ってきた。


「ようこそ!!天文部へ!」


「まぁまぁ座って!」



先輩達に促され、松井君があたしの

隣の席に座る。



「あれっ吉沢も天文部なんだ!!
 入部希望者、俺1人って思ってたから
 よかったー!!」


「うん・・・あたしも・・・松井君と部活
 一緒で・・・よかった・・!」


「へぇ~、2人、知り合いなんだ!」


「おなじクラスなだけですよ!!」


「あっ、そうなんだ~
 ところで、名前は??」


「松井瞬です。よろしくおねがいします。」


「よろしく!!よし、じゃぁ、改めて部活動内容を
 教えるね!部長、よろしく!」


「はーい。あたし、部長の田中美緒です。
 部活動内容はねぇ、自由に星とか
 惑星とかについて調べるだけ!」


「えっ、それだけなんですか??」


「うん。お菓子とか自由に持ってもいいし。」


「自由な部活ってことですか?」


「そうだよ~。」


『・・・・・・・・・・。』



こんなかんじで、あたしの部活動が

始まった。