「屋敷を案内します。
 間取りを覚えて下さい。
 その後仕事について
 説明します」
急いでいるふうではないのに宗像さんの歩きは早かった。

どんどん案内されるけど、
多すぎて覚えきれない・・・。

必死で覚えようと
テンパっていると
向こうから士狼がやってくる。

宗像さんがすっと脇に避けて頭を下げた。
慌ててそれに習う。

士狼はいったん通り過ぎて
立ち止まった。