高校卒業したら
働くつもりだったから
高校生活だけは
楽しもうと思ってた。
なのに、少しの息抜きも
許されないなんて・・・。

「すぐ魂回収と
 行きたいところだが、
 俺もそこまで鬼畜ではない」

イケメンはそう笑う。

「幸い時間だけはある。
 魂の代わりに
 労働力を提供する
 という方法もある」

「・・・どういうこと?」

「俺に奉仕すればいい。
 長生きができるぞ?」
 
今の私には選択権がない。
でもこの上なく嫌な予感・・・。

「奉仕って・・・?」