「体を封じた。
大人しく話を聞け」

嫌でも動かないんですけど。

心の声が聞こえたのか

「声だけは解いてやる。
だがまた騒ぐなよ」

とイケメンは言うと
撫でるように唇に触れた。

「あ、声が出る!
一体何なのよあんた!!」

怒鳴ると
イケメンは青筋を立て

「・・・もう一度黙りたいらしいな」

と睨んでくる。

「わ、わかったわよ。
もう静かにするから!」

急いで言うと
満足そうに頷いた。
超エラソーなんですけど。