有里くんと歩いて門の前に来た時。
そこには顔を押さえた真田先輩がいた。


アキ「ど、どうかしましたか…?」

コハル「なぁんにもないよ♪
あっ!1年の有里くんじゃない!

カントクと一緒に帰ろうか!ねっ?」


せかせかと有里くんの腕を引く琥晴先輩。


アリサト「!?」

コハル「じゃぁね〜」


戸惑い気味の有里くんを連れ、行ってしまった。

残されたのは真田先輩と私。


ナオシ「…」

アキ「…
私達も帰りましょうか」


若干気まずい空気の中、歩き出した。