アキ「…へ?」
ナオシ「い、いや、ちょっと…
なんか弾き込んでそうな指してるから…
ゴメン、気にしないで^^;」
アキ「…」
ボードってキーボードの事だよね。
ナオシ「本当に気にしないで!
あー!勧誘禁止なのにしちゃったぁぁぁ!」
アキ「…真田先輩」
…決めた。
私…この人についていく。
アキ「私…バンド専攻、入ります」
たいした理由は…無い。
「弾き込んでそうな指してる」…先輩その言葉に驚いた。
確かに小学時代に死ぬ程練習していたが、歌に興味を持って辞めた。
一目見てそれに気が付いた先輩は、多分只者じゃない。
なんというか…女の勘?
この人となら楽しくやれる、そう感じた。
何かを見つけられる…そんな気がした。
