正門は入学する生徒で溢れてる。




「クラス書かれてるな…」




春は目を細くして少し遠いクラス発表の紙を見つめた。



クラスかぁ…



2人と一緒ならいいけど…





「んー…お、あったあった!明梨に未咲は同じクラスだ」





あたしと未咲は同じクラス


春は隣のクラスだった。





「近くで良かったな!」




春はニコッと微笑んで言った。



周りの女子の顔が赤くなってたのは黙っておこう。





「そうみたいね。それじゃ行こっか」





未咲に手を引かれ、クラスへと向かった。