色んな事を思いだし
手が震えた。
その時
ギュッとハルさんが優しく私の手を握ってくれた。
「何があったか聞かないけど大丈夫、俺がいるから。」
「ハルさん……」
ハルさんは不思議な人だ
男の人が苦手な私なのに……
ハルさんなら大丈夫なんだ。
「陸、頼むから協力してくれないか…?」
真剣な顔で陸さんに言う。
「協力はしねぇ。」
そう言って背を向ける。
「陸っ!」
そうだよね……
もしこの事がバレたら
この会社が危ないんだよね
私の私情で働く訳にはいかないよ……。
「そのかわり、チャンスを与える。」

