「兄貴にやらせればいいだろ。」
「兄達が役に立たないから、私がやるしかないんですっ!」
私の声が部屋に響いた。
陸さんは一瞬驚いた顔をしたけど
すぐ冷たい表情に戻った。
「だったら他の所で働けばいいだろ。」
「普通のバイトじゃ生活していけないんです…。」
両親が莫大な借金を抱えたまま
私たちを置いていったから……
借金取りだって来たことがある。
またいつ来るか分からない
もうあんな怖い思いをしたくないから
一刻も早く借金を返済したい……
だから
「私が頑張らないといけないんですっ!」
陸さんの目を見て言った。

