「お、おはようございます……」
「………………。」
え?無視された?
いつもなら挨拶してくるのに……。
陸さんは無言で私に近付いてくる。
「り、陸さん…?」
「西崎愁哉……いや、お前は千亜だな?」
「っ!?ち、違う……」
「嘘付くな、もう分かってるんだ。」
そう言って更に私に近付いてくる。
そして私の髪を掴む。
「や、止めてくださいっ!!」
その時にはもう遅かった。
「やっぱり、昨日いた女だな。」
被っていたカツラは陸さんの手にあって
結んでいたゴムは切れて
髪を下ろした状態になっていた。
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