17歳の女ホスト




「…………。」

うぅ……
なんかみんな私の方見てるような気がする……

やっぱ似合ってないのかな…?

今更ながら凄く不安になってきた……。

「あ……」

そう考えながら歩いてたら

【first love】

と書いてある看板が見えてきた。

「ここだ……。」

今日から
ここで働くんだ……

なんか凄く高級そうな所だな……。

どうしよう……
緊張して足が動かない…!!

「おい」

「!!」

うわ、私の苦手なイケメンに声かけられてる!!
しかもなんか凄い睨まれてるし……。

「そこで何してる、邪魔だどけ」

うっわー
かなり怒ってるよぉおお!!

「ごごご、ごめんなさい!!動きたくても動けないんですっ!!」

「は?」

あ、ヤバ
今愁哉の格好してるから普通に喋ったらマズいよね……。

「だから、足が動かねえんだよ、見てねーでさっさと助けろ」

「あぁ?」