「…………。」
うぅ……
なんかみんな私の方見てるような気がする……
やっぱ似合ってないのかな…?
今更ながら凄く不安になってきた……。
「あ……」
そう考えながら歩いてたら
【first love】
と書いてある看板が見えてきた。
「ここだ……。」
今日から
ここで働くんだ……
なんか凄く高級そうな所だな……。
どうしよう……
緊張して足が動かない…!!
「おい」
「!!」
うわ、私の苦手なイケメンに声かけられてる!!
しかもなんか凄い睨まれてるし……。
「そこで何してる、邪魔だどけ」
うっわー
かなり怒ってるよぉおお!!
「ごごご、ごめんなさい!!動きたくても動けないんですっ!!」
「は?」
あ、ヤバ
今愁哉の格好してるから普通に喋ったらマズいよね……。
「だから、足が動かねえんだよ、見てねーでさっさと助けろ」
「あぁ?」

