17歳の女ホスト



翌日

「いよいよ今日か……。」

今日は初日で
色々教える事が多いから
早めの出勤だと愁哉から聞いた。

スーツを着て
家から出たら
西崎千亜じゃなくて
西崎愁哉になりきらなくちゃいけないんだ……。
そう、
もう一人の自分……


嫌だけど
もう後には戻れない……
「……よし!行こうっ」

気合いを入れるために
ほっぺたをパシパシと叩いて家を出た。