「はあああ」

家に帰るのが
憂鬱になる……。

「もう、千亜ちゃんそんな重い溜め息ついちゃって……」

親友の由花といると
憂鬱も忘れてしまう
私の大切な親友だ。

「だっていいバイトないんだもん…」

「大変だよね……、家事も生活費も全部千亜ちゃん担当なんでしょ?」

「うーん、まあ馬鹿兄貴達は役にたたないけど愁哉がなんか新しい職場見つけたって言ってるから、生活費は愁哉に任せると思う。」

「そっか、それなら少しは楽になるね!」

「楽になるといいけど……、そろそろ帰ろ?スーパーにも寄りたいし。」

「うんっ」