ごちゃまぜ短編集


「結婚を夢見たのも出会ってすぐだったわね。忘れっぽいあなたの事だから、また忘れただなんて言うんでしょ?ずっと一緒にいたいだなんて言ってくれたのよ?」

「......でもちゃんと約束は守ってくれましたね。あれから何十年も私と一緒にいてくれました。本当に優しいのね。」

「そうそう、大学が別々になって会えなくなった時がありましたね。よくもまあ毎日電話で話したものです。でもあの頃はすぐに会いに行けなかったのですもの......仕方なかったわよね。」

「でもよく会いに行きましたよね。お料理がまだ下手で、あの時はごめんなさいね。でも美味しいお料理作れるようになったでしょう?」

「大学を卒業したら一緒に住み始めて......お義母さんも喜んでくださってましたし......気づいたら子供たちが居て、幸せだったわ。お互い仕事が忙しくって、この子たちには寂しい思いさせてしまいましたね。でも立派に育ってくれました。あなたに似てみんな優しい子になったわ。」