朝食を食べ終わって 数分すると 穂波は『行ってきます』 すらも言わずに 外に出たと思ったら 車のエンジン音がして 気が付いたら 家を出ていた。 (これ… マジでやべぇよな この状況さ…) まさか こんなに深刻になるなんて 思ってもいなかった。 俺ならもう既に 完全に参ってしまっている。