『指摘されてから言われても

…嬉しくないもん!』



機嫌直してくれるかな?って
思ったんだけど

穂波はさらに
表情を曇らせて
そっぽを向いてしまった。



そのまんま

俺はこれ以上
穂波を説得することもできず


晩飯の最中も

寝るまでの時間も



とにかく気まずくて
重い空気が流れた。