『陸斗ってば 何固まってるのー! 陸斗、パパになるんだよ?』 “パパ” その単語を耳にして じわじわと 嬉しさが込み上げてきた。 「ここに… 俺らの子供がいるのか?」 『…うん』 「まだ…まだ小さくて 実感わかねえけど …本当に、いるんだよな?」 『うん…!』 嬉しい知らせが 飛び込んできて 俺と穂波は 抱き合って喜んだ。