《陸斗side》 帰りの飛行機。 俺のほうから 「肩借りていーよ」って 言う前に 穂波は既に 俺の左肩に頭を乗っけて さっきからスースーと 寝息を立て始めている。 (疲れたのかな…俺のせいで) 穂波の寝顔を そっと覗き込みながら そんなことを考えて 俺はふっと笑ってしまった。