そこで一旦話が途切れて


荷物の整理を
再開しようとした、その時。



『穂波っ…』


陸斗が私を
呼んだかと思ったら

直後、陸斗が背後から
ぎゅっと抱きついてきた。
それも、かなり強く。



(うわっ!)


声を出さないで驚く私。



『穂波』


陸斗が再び私を呼ぶ。