「ぅわっ!」 急に抱き締められたので びっくりしてしまう。 『なーにビックリしてんの?』 「だっていきなりだったから…」 『そっか、ごめんごめん。 …ってか何でさっきから 俺から目逸らすわけ?』 「なっ、何でもない!」 『何でもないの? じゃあ俺の顔見てよー?』 「嫌だ…」 『どーしてー? もしかして照れてんのー?』 「照れてないもん!!」 陸斗にからかわれながらも ずっとこの体勢のまま 私たちは夕日が沈むまで 海を眺めて過ごした。