『とりあえず、早く家入れ』 陸斗がそう言って 手招きをする。 私は靴を脱いで家に上がると そのまま陸斗と一緒に リビングに来た。 「ご飯、作らなきゃね」 だいぶ遅くなったから 陸斗もお腹空いてるはずだし 急がないとな …って思ったんだけど 『その前に、ちょっといい?』 キッチンに向かおうとした私を 陸斗が呼び止めた。