私が何も言えずに立っていると 「……あ、菜子じゃん。どした?」 大空が私に気づいて、こっちを向いた 言わなきゃ… おはようって 「お…お…」 「?」 「おは……おはようっ」 言えたっ…! 私がほっと安堵していると、キョトンとしていた大空が 「おう!おはよ!」 そう言って、満面な笑顔を私に向けたんだ うわぁあああああっ 反則っ その笑顔反則っ… でも… 大空の笑顔が見れてよかった あいさつできてよかった