やっと

やっと手に入れた



これで、菜子が俺のもんだって言える



隣で微笑む菜子を見た



絶対、離してなんかやらない



ずっと側にいてほしい




俺が菜子の手を握ると、菜子は一瞬驚いた顔をしたけど、すぐにいつもの笑顔を俺に向けた




この笑顔をずっと見ていたい



だから俺は、菜子の笑顔を守ってく




夏祭りの最後に、俺は強く誓った