それを聞いたアイツは
ガタンと椅子から思い切り立ち上がった。





「住む?どういうことだ」





「康様。
 陽那様は今日から
 この家にお住まいになられます。



 そして、でていけなどと
 陽那様におっしゃても無駄です」




「コイツはどっかの令嬢か?」





「いいえ。紗江様のご友人の娘様です」




「そんな奴がどうして…」




いかにも自分とは違うのに…と
いった顔でこちらをにらんでくる。