葵と話をしないうちに放課後になった。

〜放課後〜

結愛.葵…一緒に帰らない？
葵.あぁうん。用意するから下駄箱先行っててくれねーか？
結愛.うん。先行ってるね！

＜葵＞

俺、鈴木葵。
今日ずっと一緒だった幼なじみの飯島結愛に告白した。
告白したら口をパクパクさせて逃げて行きやがった！
1時間目をサボって学校についたら結愛と力斗が話をしてるのが見えた。

結愛.声がう…うるさいよ‼
葵.お前がうるさい！

朝っぱらから、うるさいって正直に言ったら結愛はすごく落ち込んで机に頭を伏せてた。

葵.話ってなんだよ。めんどくさいな…
力斗.お前…告ったんだってな
葵.どっからそれを！！
力斗.真理から聞いた。

こいつは俺のよき相談相手。名前は桜坂力斗。
彼女は結愛の親友。三坂真理。

葵.あぁ…早いな…情報が…
力斗.結愛すげー悩んでたぞ？なんでまた今日なんかに…
葵.あぁ…それは…
真理.気づいたらそう言ってたんでしょ？
葵. ゲッ…真理。…そうだよ。
力斗.素直に葵が認めたーウケるんですけど！！

こいつ殴り飛ばしたい！
力斗に冷やかされながらも放課後になった。
真理と力斗は放課後デートだそうだ。
俺は1人で外をボーっと見てたら後ろから結愛の声が聞こえた。

結愛.葵…一緒に帰らない？

突然言われた結愛の言葉に俺は頷くしかなかった…
俺…フられんのかな…？

葵.あぁうん。用意するから下駄箱先行っててくれねーか？
結愛.うん。先行ってるね！