チュンチュン…

朝の光りが眩しく
自分に注ぎ、ちょっと暑く感じた。

「....うぅ」

眠い...
まだ、寝たい。

....起きて。

「....んー」
誰かが起こそうとしている…

お父さんかな?それともお母さん?
どちらにしても、
起こさないで~
今日は日曜日だよ~

....起きてよ!!

「んー....あと5分だけ~」

「何があと5分だよ!!
さっさと起きろよ
このクズ!!」


「は、はい!」
怒鳴り声が響き、
布団をはね除け飛び起きた。
と、目に飛び込んで来たのは...

「まったく、何でこの僕が
こんな身元も分からないようなやつを起こさなきゃならないんだよ。
まあ、紫波さんの頼みだったから別にいいんだけどさ?」

フンッと、鼻をならして
どこか偉そうに物を言う
まだ、若い少年だった。


「どちらさん?」