なにも言わない俺を、彼女は不思議そうに見つめる。


「…せんせ?」



「…俺は、愛してる」



そんな甘い台詞を囁けば。


「…っあたしも」



恥ずかしそうにうつむいて、俺のワイシャツの袖をギュッと掴む。



その姿を見ると、いじめたくなるんだ。