「何歌う~?」

あれから私たちは駅前のカラオケに来ている。

でも全然楽しめる気分じゃない…

みんなには悪いけど早く帰って寝たい。


「ゆず?大丈夫?」

私の隣りに座っていた幼なじみの桃子が小声で聞いてきた。

「体調悪そうだけど…」

「ううん。大丈夫!気にしないで。」

「そう。無理しないでね。」

「ありがとう。」