絶対にみちゃダメ!

 ぶっちゃけボロボロにされた感じだった。

 たとえるとしたら、目隠しされて終わりの見えないジェットコースターにでも乗せられた気分?

 一体なんだったのよ!という感じだった。



 あたしは力の入らない身体で、シーツにはいつくばっていた。

 すぐ隣で、あたしに腕枕して優しく頭を撫でてくれている雅。

 やっぱり何度確認しても胸は平らだった。

 本来女の子には無いモノもついていたし。

 コイツ、男だったんだ。信じられない。

 女の子だと思い込んでいたから、油断していた。



「酷いよ、雅」

 やっと開放された口から飛び出したのはそんな言葉だった。

「そう?でも、したかったから」

 雅は無邪気な口調で、全然悪びれた風もなかった。


 そんな理由ってアリ?

 あたし、初めてだったのに。

「なんでこんな……いたっ」

 怒りにまかせて勢いよく身体を起こして、下腹部に走った痛みに顔をしかめた。

「すぐ動かないほうがいいんじゃない?」

 雅はそう言いながらあたしを引き寄せてくる。

「こんなにしたのはアンタじゃん」

 バタンとベッドにつっぷした。



「俺、小町みてたら抑えられなくなったんだ」

 俺?

 今まで私って言ってたくせに。