満員電車



「…え?だって…今日初めてあったばっかり…」
「実は…違うんだ…。お前と俺は、小さい頃、ずっと一緒だったんだ。」

日向からの衝撃の一言。

「だって…あたしそんな記憶…」
「お前、森探検とか言って森ん中歩いてたら、崖から落っこちて病院に搬送されたんだよ。で、お前が寝てる間に俺は引っ越して…お前の記憶がなくなったって、親に聞いて…」

…そうだったんだ……。

「ごめんね…日向…」
「…それ、まじで謝ってる?」

日向が突然真剣な顔になって言った。

「え…うん。そうだよ?」

「ならさ…