永遠を信じて





あんなんで気持ちが伝わるんだったらとっくに河内も知ってるよな……






河内や苗原の席に歩いて行く。






椅子に座ると苗床がニヤニヤしている。





なんだ……?





苗原がゆっくりと顔を耳に近づけてきて、





「今さくらに好きだよって念を送ってたでしょ」




コソッと言った。





な……?!





真っ赤になる俺を見て苗原がふっと笑う。





「ばっ…馬鹿野郎!

す、好きじゃねーよ!!」





俺好きだなんて念送ってねーし!





まさか苗原はエスパーとか……




んなワケねぇよな(笑)






「なにが好きじゃないの?」




キョトンとした顔をした河内がジッと見つめてくる。






「な、なんでもねぇよ……」