窓の外には
「行ってきまーす!」
と言いながらランドセルを背負って仲良く肩を並べながら登校している………遼とうちの姿が。


「どどどういうこと?」

「んなん俺も知らんわ…」


そのときキィーキィーキィーと階段を登ってくる音が…

「「やばいっ」」

うちらは咄嗟的に押し入れに隠れた。


「…痛いねんっ」

「…しゃあないやろ、狭いねんから」

ひそひそ声で言い合っていると

「誰かいるの!?」

掃除にきた遼ママにバレた!!?


「ミ、ミャアァア」
あ゙──────っっ!
咄嗟に猫の泣き真似してもうたぁ…(;_;)

「なんだぁ猫ちゃんか♪」


…良かった。遼ママが天然で本間に良かった…

遼ママは遼の机の上で何かを見つけたらしくにやけている…

「あぁっ!」
「うるさい!しー!」

遼が明らかに焦っている。
遼ママは何を見たのだろう…