私の彼は人気小説家です【短】


何でそんなに苦しそうなの?



何でそんなにも寂しそうな瞳なの?




「先生?」



「.........」



「次の主人公の性格は、随分と荒いんですね」




今日になって、この性格になった。



つまり、
次の作品が頭に浮かんでるってことなんでしょう?



休みの日くらい、心も身体も休めればいいのに。




「先生、どいてください」



「.........」



「今日は休みなんですから、仕事のことは置いて、休みましょう」




ギュと私を掴む両腕の力が強くなる。



その瞬間、
私の頬に冷たいのが流れ始めた。



感情的に泣いてるワケじゃないのに、ワケも分からず流れてくる涙。



生理的に、私は泣いている?




「...........」



「先生、どいてください」



「...........」



「先生!!」