へこんだ俺は何もしようとせず、昨日から何も食べていなかった
悲しみに明け暮れて泣きわめくだけの日々だった
        だが・・・
ある日俺に奇跡がおきたんだ
俺はいつも通りショックで起きれなくて昼過ぎまで寝ていた
    その時・・・
  ピルルルルルルル
ケータイから音がした
着信のライトが光っている
    「着信~優衣~」
「ウソだろ?」
俺は急いで手にとった
   「もしもし?」
「もしもし?健ちゃん?急に死んじゃってごめんね?
死にたくなかった、健ちゃんと一緒に生きていたかった
遊園地もいきたかった、結婚したかったよ
でも・・・私はここでしっかり生活しています
健ちゃんがいなくて寂しいけど健ちゃんが来るまで待ってるよ!
だから悲しまないで?健ちゃんは幸せになって?
今まで私にできなかったことをたくさんしてください
ただ1つだけお願いがあるの。
私のことを忘れないで?
いつか健ちゃんがおじーちゃんになってこっちに来る時がきたら迎えに行くよ
それまでちゃんといきて?わたしの分まで
        最後に
短い間だったけど私は幸せでした
   ありがとう。
健ちゃん・・・大好きだよ」

うぁぁぁぁぁ!優衣!優衣ぃぃぃ!忘れるわけねーだろ!うぅ・・・忘れられるわけ・・・ねーよ!忘れられるほどの恋だったらこんなに泣いてねーよ!」

「健ちゃん・・・」

「なんだよ・・・」

「生きて」

    プーっプーっ