焦る私をあむちゃんがヨシヨシと宥める。
「だいじょーぶだよぉ。
お兄ちゃんが怒ってるのは事実だけどぉ、
お酒飲んだコトぢゃなくてぇ、
お酒飲んで寝ちゃったからだよぉ。」
「へ?」
「にゃんこちゃんをもっと構いたかったのに、
寝落ちしちゃったからぁ~、
拗ねてんだね、きっと。」
「・・・・」
温和なあむちゃんの言葉を全て鵜呑みにはデキナイケド・・・。
トンデモナイ事しでかしたわけじゃないなら、
ちょっと安心、
・・・しても良いかな?
そこで私は重大な事を思い出した。
「あ゛あ゛っ!!
私、まだぉ兄ちゃんにプレゼント渡してない!!」
昨日はずっとぉ兄ちゃんのトコロに入れ替わり立ち替わりヒトがいて、
落ちついてからでいいかぁ、と
思ってて、すっかり渡さず仕舞い。
「そか。じゃぁ、今から行っておいでょ。」
「う、うん。」
それで仲直りだね♪
というあむちゃんの言葉に励まされて、
私はプレゼントを持ってぉ兄ちゃんの部屋に向かった。


