◆トモダチのぉ兄ちゃんは最強ちょぅシスコンヤンキー◆


突然飛びこんできた私に唖然としていたギャル達が、我に返ってぷりぷりと怒りだした。





「ちょ、なんなのこのチビ!」


「アタシ達の邪魔しないでよ。図々しい子。」




私をぉ兄ちゃんから無理矢理引き剥がそうとした手が、ぉ兄ちゃんによって制される。





「コイツはいいんだよ。俺のネコだ。」





少し強い声音にギャル達は言葉を詰まらせて、悔しそうにスゴスゴと去って行った。





ふふーん♪

ざまーみろっ。


なんたって私はシスコンなぉ兄ちゃんの妹もどきなんだからね♪








おっきな手が優しく頭を撫でる。

心地よくて思わず目が細くなる。

ふわふわして・・・






眠くなってきた。






こてっとぉ兄ちゃんの膝の上に転がる。






「おい。みぃ。」


「ナデナデ~」



「・・・・へぃへぃ。」





再び頭を撫でられて、すっかりウトウトモード。




ぉ兄ちゃんはイジワルだけど、

傍にいると心地よくて安心するんだ。