コーセイさんに渡されたケーキをフォークで口に運ぼうとしたら
隣からぱくっと奪われた。
「あ゛ぁーっ。ヨウタさんのバカ!」
「ぅ゛え、甘ぇ・・・」
「嫌いなモノ取ってまでして食べることないじゃん!!」
「いや、子猫を怒らすために。」
「はぁっ!?」
「ふははは。なんでだろーな。子猫見てるとなんか子猫の嫌がりそうな事したくなってくんだよなっ。」
「あ~分かる分かる。ついね♪」
さ、サイアクだ、この人達。
「お?いっちょまえに威嚇か?」
「ふふふ。カワイイカワイイ。」
「ふぎゃああーっ。放せ、ヘンタイ!!」
コーセイさんに捕獲されて、ヨウタさんに手加減なく頭をワシャワシャに撫でられた。


