「ほにゃ~としたあむちゃんがうっかり
悪い虫に食われないよーに、私が守るんだ♪」




拳を握って息巻く私をあむちゃんはじぃっと見詰めて、徐に首を傾けた。




「・・・でも。にゃんこちゃんは自分の心配もしたほーが良いと思うんだけどなぁ?」


「大丈夫!私、強いから!」


「そーじゃなくて・・・にゃんこちゃん
かぁいぃーからぁ・・・」



「か、かわいい///!?」





何をおっしゃいます、あむさん!




可愛いなんて言われ慣れてナイから
舞い上がっちゃったけど、冷静に。




実際私が『可愛い』のは身長だけだ。


高校生にもなって150㎝・・・・・弱







「まぁ~いっかぁ」とあむちゃんにクスクス
笑われたけど、意味が分からなかったので、その話はそれでおしまい。






私とあむちゃんは一緒に学校から帰った。