「・・・このチビネコ~・・・」




ミミズバレになった手の甲を見下ろし黒く笑うぉ兄ちゃん。



ひぃ・・・!




「きゃぁあああ。放せぇぇぇぇええ!!」


「俺に手ぇあげるとか、マヂありえねぇ。悪ぃ子猫は強制躾だな。」






わしっと捕まえられて、ずるずるとガレージへ運ばれる。






「・・・えーと。母屋へ飲み物貰いに行こうと思ってたんだよね。亜夢、手伝ってくんない?」


「ぅん。いーょぉ?」




えーっ!ちょっとあむちゃん!!





のっぴきならないアタシを余所に、あむちゃんは笑い上戸さんと一緒にキッチンの方へ去って行ってしまった。





あむちゃん、カムバーク!!