ともかくだ、と 宮城が改まったように言って、 眇めた目を下ろしてくる。 「コッチも本気でやんねーと。 中々しつこそうなニーチャンだしな。」 視線が当てられたのは首筋の…赤い痕。 宮城、気づいてたんだ。 にわかにその存在を思い出した私は赤くなった顔を俯けて「ぅん…」と小さく同意した。 その時の私はまだ 何を大切にしなきゃいけないのか、なんて 分かんなかった。 何が一番大事で、 何を守らなきゃいけなかったのか……。