宮城が私の手を取り、にやっとぉ兄ちゃんに向けて挑発的に笑いかける。
「んじゃ。昨日はオ二―サンに譲ったので、
今日こそは俺が預からせていただきまっさ♪」
瞬時にブラック濃度を上げたぉ兄ちゃんを遊さんが慌てて宥めた。
ゴメンね遊さん
…暫くご迷惑おかけします。
不穏な空気を背中にひしひしカンジながらその場から去って…
「宮城ってさぁ…
意外とキモが据わってんだね。」
歩きながら思わず感心して呟いちゃったね。
アノぉ兄ちゃんに正面から喧嘩吹っ掛けるなんてその辺の不良でも戸惑うだろうにさ。
不良歴0年の宮城はどっちかってーと
スポーツ得意な爽やか青年だ。
「まぁ、俺もマジだしな。」
「……?」
何に本気だしてんの?
分かんないけど、
どーでもイイから聞き流した。


