◆トモダチのぉ兄ちゃんは最強ちょぅシスコンヤンキー◆


「えと…付き合う事になった。

話した事あったかな。
中学ン時の同級生で、
同じバイト先の宮城健太。」




あむちゃんがきゅっと眉を寄せる。


「…にゃんこちゃんはぁ、
宮城クンがスキなの……?」


「えっと…

告白してきたのは宮城なんだけどー?

私、今一、恋愛の好きとか分かんなくて?

そういったら、宮城がそれでもイイって言うから…
トモダチとしては好きだし。

だからいいかなぁ~って…。」




口ずさむのは、昨日電話で宮城に仕込まれた言い訳。


しかし、我ながらカミカミだぁ~。


不審に思いませんヨ―に!!



あむちゃんは茫然としながらゆっくり口を開いた。






「じゃあ………お兄ちゃん……は?」




どきっと胸の奥が鋭く鳴る。


あむちゃん…なんでそれを私に確認するの?

ひょっとして、私の気持ちバレてたんじゃ……








心臓がバクバクする。