「にゃんこちゃ~ん。かぁえろ~ぅ。」 「うん♪」 放課後、いつも通りあむちゃんと校舎を出た。 と、 校門に不穏な雷雲が発生してんだけど……? 近づくにつれ、私の動きが鈍くなった。 ぎぃやぁぁぁ、 ぉ兄ちゃんっ!!! 校門で雷雲を発生させているのはぉ兄ちゃん。 だけど、睨むのは 近づく私にじゃなくて…… 宮城――――っっ!? 何故か校門の外には宮城もいて、あからさまに不穏なぉ兄ちゃんの視線を素知らぬ顔で受け流している。 その間にいる遊さんは微妙に引きつった苦笑い……。