その夜宮城から電話があった。 帰りのカレカノ宣言は作戦らしい。 さすがのぉ兄ちゃんも彼氏持ちに手は出さないだろう、 という事なんだけど。 『俺も彼氏って立場ならニーチャンのセクハラにも堂々と口出せるしな?』 庇ってやるよ。って。 「……そーかなぁ。 なんか火にガソリンぶっかけた感 がするんだけど……」 帰りの事を思い出しはぁ~と重い溜息を吐いた。 そっと首筋に指で触れ、 かぁっと顔を赤らめる。 またぉ兄ちゃんに セクハラされたし!!!